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新車だからキズなんてありません?

2017.08.31

新車と云ってもキズがあるのです

新車の納車は大きなイベントですよね。待ちに待った新車をディーラーで受取る時など気持ちが高ぶって興奮されるお客様もいらっしゃいます。
でも少し落ち着いてボディ全体をしっかりと確認してくださいね。膝より下の低い位置やホイールやバンパーなどキズやヘコミのある場合もありますので。

さて今回のコラムでは新車のコーティングをする際の下地作業についてお話させて頂きます。
タイトルにもあるように、新車というとキズなど無くて当たり前なのですが、実際は細かな洗車キズやヘアーラインと呼ばれるような薄い線キズが全面に付いていると思っていただいていいと思います。

ボディーチェック

新車は通常、製造ラインから各販売店の新車センターに運ばれ更に各営業所まで運び込まれます。営業所へは自走して運ばれるケースがほとんどなのですが、製造ラインを一度出たら殆ど屋外で保管されています。そして、夏の炎天下でボデーにシミや虫の死骸などが付着しないように保護シートが塗られたり貼られたりしています。
この様な状態の新車は新車センターで洗車され、更に各営業所でも洗車されてお客様の手に渡っているのです。

つまり、人の手を介して何度かの洗車が行われているのですが、決して洗車のプロが行っているわけではなく営業マンが担当しているケースが殆どです。しかも作業環境もマチマチで新車を仕上げる専用のスペースがあるわけではないのです。
このような条件で仕上げられた新車ですが、もちろん綺麗に見えますし、それで十分なのかもしれません。但し、コーティングの下地作業を行うプロの目で見ると磨き作業を行わなければならないケースが殆どと云うことなのです。

実際には洗車キズや薄いスクラッチキズ、ドアノブ付近の爪による線キズなどもございます。又、保護シートの粘着材や保護塗料の残りかすなどが付着しているケースもあります。これらを事前のボデーチェックで見落としの無いように当店では2名体制で点検を行います。当店でも気をつけなければいけないことは、「新車だから綺麗なはず」と思い込んでしまっていることがあります。見落としを防ぐためには最低でも2名によるチェックで様々な角度からの確認が必要になります。気になる箇所には「ふせん」をつけていくのですが酷い場合全面ふせんだらけになることもあるのです。

丁寧な質の高いボディコーティングには事前チェックがとても重要になるということです。

新車を磨く

と、云うことで新車であっても磨き作業が必要になります。この場合、経年車とは明らかに条件が違うわけですから新車に適した磨き作業を行う必要があるわけです。
磨きはポリッシャーとバフとコンパウンドの組み合わせ作業なので、新車塗膜の状態やキズの程度から組み合わせを考慮していきます。

まずポリッシャーの選択ですが新車の下地作業でシングルポリッシャーを使用する事は無いのでポリッシャーの選択はそれほど難しくはありません。
当店保有のポリッシャーはルペス コンパクトツール リョービの3メーカーでシングル ギアアクション Wアクションなどで大きさも通常のサイズから細かい部分を磨ける小さいサイズも用意しております。コレクター癖もありますので多種多様なものをそろえていまして其々特長のあるポリッシャーから新車磨きに適したものを使用いたします。

次にバフとコンパウンドの選択ですが、実際にボデーの一部を磨きながらその塗膜に合ったバフとコンパウンドの組合せを決めています。これまた数え切れないほどの種類が販売されていて専用メーカーのものからコーティングの材料メーカーから推奨されているものもあります。これまたコレクターのように沢山の種類を揃えておりまして選択には非常に悩むところです。
バフとコンパウンドをセットで販売されているものも沢山ありますが、ポリッシャーとの相性やその時々の塗膜との相性がマチマチなのでどうしても選択の幅を広げてベストマッチな設定を選択したくなります。
新車の磨きでのキズとは爪に引っかからない程度の極々薄い傷が前提ですので、研磨力があまり大きくないもので、ただしっかりと磨けなければ意味がないため薄いキズがしっかりと磨けるギリギリの材料とバフの選択をいたします。
最近はクリヤーも通常のものから高機能タイプなど多様化していますので、選択肢が多くないと塗膜に合った組合せを選択できません。

これらの選択が出来たら全面を磨いていきます。磨き作業によって細かいキズをしっかり除去していきます。汚れやシミなどもある場合はこの磨き作業で一緒に除去していきます。そして最終的には塗膜の状態を最高レベルまで引き上げて艶を出すことになります。

これらの選択はショップさんによって違ってくるもので其々こだわるところなので腕の見せ所ですね。
この様に、ボデーに付いた傷の状態によってポリッシュとバフとコンパウンドの選択をしながら磨いていきますので、新車には新車塗膜の状態によって設定を変えて磨き作業を実施しています。

コーティング前の磨き作業とは

新車でも磨き作業が必要であることは説明しました。そこでコーティングと磨きの関係を少しご説明しますと、当店ではキーパーコーティングも扱っていまして年間で10台程度のご依頼もございます。ガソリンスタンドでも良く宣伝されているコーティングですね。
こちらのコーティングは下地作業の磨きを行わずにコーティング材を塗りこむだけで艶がでるもので、新車、経年車に関わらず磨き作業による鏡面化を行わないでコーティングの材料を塗りこんでいくのです。(キーパーコーティングには下地作業を行うタイプもありますが、当店では取扱していません)           

実際に施工している当店から見て、確かに素晴らしい艶がでるのです。1年と云う短期間の効果となっていますがその分とても安価なコーティングで艶もありとても良いコーティングだと私も思います。ただ、艶は出ても細かい傷などは全て良く見えるのです。下地作業の磨きを行っていないわけですから当然ですよね。

つまり、材料の効果だけで艶が出ているので塗膜の状態によって艶の出方にも大きな差があるのです。これで満足して頂ける方はキーパーでも充分だと思います。

いやいやきっとこちらのサイトをご覧頂きこのコラムまで読まれる方でしたら、車に対してもこだわりがあり塗膜を最高の状態に仕上げそれを維持できるコーティングをお探しなのではないでしょうか?「塗膜のキズなども綺麗に研磨して鏡面のように綺麗な状態にして欲しい」と云う方にはやはり磨き作業が必要になってくるのです。

コーティング材だけでパッと見の艶は出せますが、鏡面の様な綺麗で透明感のある艶は磨き作業によって作られると思っていただいて間違いありません。そのぐらいコーティング作業の中で磨き作業こそが一番重要な作業だということです。その一番重要な磨きに徹底的にこだわって1台1台仕上げていくのがコーティング専門店とご理解ください。

まとめ

コーティングはお客様が求める内容によって様々な選択肢があります。今ではガソリンスタンドでもディーラーでも量販店でもコーティングを取扱していますが、大切な愛車をお預かりしてボデーを綺麗に仕上げていく作業ですからお店選びもこだわって慎重に選んでいただきたいものです。

当店では新車・経年車共に多くのご依頼を頂いており豊富な実績がございます。新車は新車に合った磨きを、経年車には塗膜の状態にあった磨き作業を行い塗膜の状態を最大限綺麗に仕上げることができます。大切な愛車のボディコーティングは当店にお任せください。


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